特定非営利活動法人 ビーンズふくしま

特定非営利活動法人 ビーンズふくしま

登校の子どもやひきこもりの青少年の親、市民、学生など広範な人々と協同して、不登校の子どもたちやひきこもりの青少年のために、その生き方や学習の支援や自分らしく生きるための支援を行い、社会の創造に貢献する。

実施事業

カテゴリー
いのち
事業名
福島で被災した、不登校・ひきこもり・ニートを対象とするケースワーク・関連諸団体とのリエゾン(連携)・心理臨床事業
期間
2013年4月〜2014年3月
助成額(万円)
500
主な支援対象

1. 東日本大震災および東京電力福島第一原子力発電所事故により被災した、福島県内に居住する小学校1年生から35歳程度までの子ども・若者

2. 東日本大震災および東京電力福島第一原子力発電所事故により被災した、福島県内に居住する0歳から35歳程度までの子ども・若者の家族

主な活動地域
特定非営利活動法人ビーンズふくしま・ビーンズこころの相談室(福島県福島市矢剣町22-5)を拠点とし、拠点以外では県北地域(福島市・二本松市)の応急仮設住宅にて支援を行う

活動実施の目的・背景

東日本大震災を受けて福島県では、地震や津波による被害のみならず、原発事故により避難を余儀なくされ、多くの子ども若者が生き生きとした活動を制限せざるを得ない状況にある。貧困や発達障害,家族関係の問題など複合した課題を抱えているケースが少なくない。このような課題の解決には、地域の社会資源を十分把握したケースワーカーの存在が欠かせない。また地域の諸団体との連携も重要である。

事業内容

1.同行サポート(ケースワーク)
・ ケースワーク(地域の支援機関の紹介)に関する個別面談
・ 同行紹介や案内

2.訪問サポート(アウトリーチ)

3.原発事故被災者を対象とする、「こころの相談室」専門スタッフによる心理臨床的支援
(通称:「まめの木プロジェクト」)
・ 一定の回数制限を設けたうえでの「こころの相談室」利用料の補助
・ 応急仮設住宅での親子ワークショップ「こころとからだの柔軟体操」の開催

カテゴリー
いのち
事業名
福島で被災した不登校・ひきこもり・ニートの子ども若者を対象とする関係諸団体との連携協働(ケースワーク・アウトリーチ)および心理臨床的支援事業
期間
2014年4月~2015年3月
助成額(万円)
350
主な支援対象

(1)東日本大震災及び福島第一原発事故により被災した、福島県内に居住する小学校1年生から35歳程度までの子ども・若者

(2)上記(1)に該当する子ども・若者の保護者及び家族

主な活動地域
福島県福島市

活動実施の目的・背景

福島で被災した不登校・ひきこもり・ニートの子どもや若者は、原発事故以降の苦しみや辛さだけではなく、事故以前から続く家族内の葛藤なども抱えており、容易には癒すことのできない彼らの“途方もない苦しみ”に丁寧に向き合い、寄り添う機会の確保が急務である。
前年度は親子グループによるカウンセリングの形を採ったが、今後は個別的な心理臨床的ケアも必要に応じて選択できるものとし、よりマクロな視点で対象者の心のケアを行い、さらには彼らを中心に仮設住宅内コミュニティの再生に寄与できるよう、様々なエビデンスを基に有効な支援を再検討してゆく。

事業内容

1. 個別面接と同行サポート (ケースワーク)

ケースワーカー(精神保健福祉士・社会福祉士)による個別面談を実施し、対象者の希望があれば、地域の相談機関等への同行サポートも行い、対象者がよりスムーズに地域の相談機関につながるようサポートする。

2. 訪問サポート(アウトリーチ)

ケースワーカーが、対象者の状況に応じて自宅や学校に訪問し、情報提供などの必要な支援を提供する。また、対象者の家族や学校等と連携・協働しながら継続的なサポートも行う。ひきこもり状態が持続し自宅から出ることができない対象者については、訪問担当スタッフを決めて家庭訪問を継続的に行う。

3. 応急仮設住宅への家庭訪問の実施

2013年度に実施した「こころとからだの柔軟体操」参加者のニーズが、より個別的な相談に移行してきている。物理的・心理的要因などにより来所面談に繋がらないケースについては、要請のあった避難家庭に対して家庭訪問による心理臨床的個別面談を実施する。

4.「 こころの相談室」面談料金の補助

震災・原発事故により応急仮設住宅に居住するなど一定の条件に該当する不登校やひきこもり、無業状態にある子ども・若者およびその家族を対象に、当相談室の面談料金の補助を行う。

カテゴリー
いのち
事業名
福島で被災した子ども・若者・親子を対象とするチームによるソーシャルワーク活動と居場所の提供
期間
2015年4月〜2016年3月
助成額(万円)
440
主な支援対象

1. 東日本大震災及び福島第一原発事故により被災した福島県内に居住する小学校1年生から35歳程度までの子ども・若者

2. 1に該当する子ども・若者の保護者及び家族

主な活動地域
福島県福島市

活動実施の目的・背景

当団体は、不登校やひきこもりの子どもや若者のために一人ひとりが自分らしく生きていけるように支援を行なっている組織である。助成1年目は、福島で被災した子どもや若者を対象に、同行サポート、訪問サポートならびに「こころの相談室」での心理臨床的支援に取り組み、支援対象者や家族に寄り添い信頼関係を築きながらサポートしてきた。助成2年目は、「親の会」や仮設住宅での個別相談支援など新しい取り組みも交えながら、達成目標を掲げて前年度事業を基本的に引き続いて実施した。

今回で2回目となる継続助成では、対象者や家族が繋がりやすく幅広い参加機会の提供や専門スタッフの有機的な連携による支援サービスの質向上など、これまでの活動を通して見えてきた課題をしっかりと認識して、的確な軌道修正を講じている。震災により心が傷ついた子どもたちや若者が、自分らしく力と自信を少しずつ取り戻していくことを目指す。

事業内容

1. 同行サポート(ケースワーク)

支援対象者には、接点の場にいる居場所担当スタッフやケースワーク担当スタッフなどによる個別面談を実施する。それぞれの専門性を持った複数のスタッフによる面談を通して、ニーズや希望を的確に捉えて適切かつ状況に即応したサポートを行う。地域の支援機関への同行サポートも実施する。

2. 訪問サポート(アウトリーチ)

対象者の状況に応じて自宅や学校を訪問するとともに、ケースワーク担当スタッフが必要に応じて居場所活動に参加し、対象者との関係性を深めて、対象者が安心してサポートを受ける環境づくりを行う。

3. 原発事故被災者を対象とする心理臨床的支援

仮説住宅・借上げ住宅居住者など一定の要件を満たす、不登校・ひきこもり・無業状態の子ども・若者およびその家族を対象に、「こころの相談室」(面談費補助)を行う。

4. 居場所への接続機会の提供など

対象者やその家族に対して、安心して継続的に関われる居場所(フリースクール・親の会など)への参加機会を提供する。さらに、これらの事業への理解促進のために広報活動や地域・行政への働きかけを強化する。

団体概要

団体名
特定非営利活動法人 ビーンズふくしま
代表者
若月ちよ
所在地
〒960-8066
福島県福島市矢剣町22-5
Tel: 024-563-6255
設立の目的

登校の子どもやひきこもりの青少年の親、市民、学生など広範な人々と協同して、不登校の子どもたちやひきこもりの青少年のために、その生き方や学習の支援や自分らしく生きるための支援を行い、社会の創造に貢献する。

通常の活動

フリースクール事業、青年自立支援事業、こころの相談室事業、被災こども支援事業