特定非営利活動法人 仙台グリーフケア研究会

特定非営利活動法人 仙台グリーフケア研究会

「遺族のためのわかちあいの会を通じた遺族の心のケア」「グリーフケアについて情報提供」「自死防止対策に関する事業」等の実践、啓発、普及を行うこと

実施事業

カテゴリー
いのち
事業名
東日本大震災で大切な人を亡くした人々の心のケア活動
期間
2013年4月〜2014年3月
助成額(万円)
500
主な支援対象

東日本大震災で大切な人を亡くされた方(震災関連死を含む)、大切な方を亡くされた方

主な活動地域
宮城県

活動実施の目的・背景

大切な人を亡くしたための悲嘆を抱える人の心のサポートが目的であり、その背景としては、大切な人を亡くすという喪失体験とその悲嘆などの感情を抱えていくには、そのような方々が集まり、自らを語りまた他の人の悲しみに耳を傾けることで悲しみと向き合うことができる。このような悲しみの「わかちあい」により、残された者の新たな人生につなげていきたい。

事業内容

  • わかちあいの会
    仙台市、石巻市、気仙沼市、岩沼市、南三陸町(計画中)各地で月1回
  • わかちあいの会を行うためのスタッフ研修会
    仙台市、気仙沼市(計画中)随時実施
  • グリーフを社会で理解し、命と暮らしをより良いものにするための公開講座
    仙台市、他 隔月開催
  • 電話相談・HPによる情報提供
カテゴリー
いのち
事業名
東日本大震災で大切な人を亡くした人々の心のケア活動
期間
2014年4月〜2015年3月
助成額(万円)
399
主な支援対象
  • 東日本大震災で大切な人を亡くされた方(震災関連死を含む)
  • 大切な人を亡くされた方
  • 医療者、教育者を含めた心のケアに関わる人々
主な活動地域
宮城県仙台市

活動実施の目的・背景

東日本大震災から3年以上経過したが、未だにグリーフを抱えた方が心理的サポートを受けられずにいるケースがあり、今後もグリーフケア活動を継続する必要がある。また震災から時間が経過する程に他の人との違いが明確になり、それが心理的に問題となっているケース、特に仮設住宅や借上げ住宅に引きこもっている様なケースがあり、これらに対するアプローチの方法も検討すべきである。
グリーフケアという活動をいかに多くの方に伝えるかが今後の大きな課題である。

事業内容

1.「 わかちあいの会」の開催

大切な人との死別を経験して悲しみを抱えている人を対象に、質の高いグリーフケアを提供するために、仙台市、石巻市、岩沼市、気仙沼市などで毎月1回開催する。

2.「 わかちあいの会」を行うためのスタッフ研修

グリーフケアに関わるスタッフのスキル向上とスタッフ相互の信頼感を高めるために、1クール6回の研修会を四半期ごとに仙台で開催する。また新たに、他団体と連携してグリーフカウンセリングの資格制度を創設し、その資格認定のための研修コースを開催する。

3. 公開講座などの開催

グリーフを理解し、命と暮らしをより良いものにする社会認識づくりのために、公開講座を講義形式やワークショップ形式などにより、仙台市などで年数回開催する。また、医療・教育関係者向けの研修などを開催して、自死の減少を目指すとともにグリーフケアの啓発・普及を図る。

4. 電話相談など

「わかちあいの会」に参加できない人や、悲嘆を抱えた人向けに、電話相談に対応するとともに、ホームページを通してグリーフケアについて情報提供を行う。

カテゴリー
いのち
事業名
東日本大震災で大切な人を亡くした人々の心のケア活動
期間
2015年4月〜2016年3月
助成額(万円)
306
主な支援対象
  • 東日本大震災で大切な人を亡くされた方(震災関連死を含む)
  • 大切な人を亡くされた方
  • 医療者、教育者を含めた心のケアに関わる人々
主な活動地域
宮城県仙台市

活動実施の目的・背景

当団体は、震災前から自死遺族を対象に「わかちあいの会」などを開催しグリーフケア活動に取り組んでいる。助成1年目では、仙台市、石巻市などで震災遺族のための「わかちあいの会」を開催し、またそのためのスタッフ研修会や公開講座なども実施してきた。前年度の継続助成1回目では、より質の高いグリーフケアを提供するために、これらの活動を地道に継続するとともに、教育関係者を対象に研修会を3回開催することにより教育関係者が自死やグリーフケアに意識を向けるようになってきている。

今回の継続助成では、震災から4年経過し さまざまな格差が広がるなかで、震災で大切な人を亡くした人々への質の高いグリーフケア活動を丁寧に継続実施していく。また、多くの医療機関にリーフレット、ポスターを配付するなどグリーフケアについての啓発・普及に努めるとともに、スタッフ研修会をさらに充実強化して将来に向けての人材強化を図る。当団体の悲しみに寄り添う活動は、その成果を数値化するのが困難ではあるが、世の中に欠かせないものである。グリーフケアに対する社会の理解が深まることを目指す。

事業内容

1. グリーフケア活動

大切な人との死別を経験して悲しみを抱えている人を対象に高品質のグリーフケアを提供するために、「わかちあいの会」を毎月1回仙台市、石巻市、気仙沼市で開催する。「わかちあいの会」に参加できない人には、電話相談やホームページによる情報提供を行う。

2. グリーフケアの担い手に向けた研修会

グリーフケアを支えるスタッフのスキル向上のために、スタッフ研修会を年4回程度開催する。また医療関係者がグリーフに関心を持って良質な医療サービスを提供できるように、「医療者向けグリーフケア研修会」を開催する。さらに「グリーフケア担い手養成コース」を開講できるようにその具体的な準備を進める。

3. 自死対策のための研修会

自死の減少を図るために、「医療者のための自死未遂者に対応するための研修会」を開催する。また「教育の中で生と死に向き合うための研修会」を教育関係者向けに開催する。

団体概要

団体名
特定非営利活動法人 仙台グリーフケア研究会
代表者
滑川明男
所在地
〒983-0851
宮城県仙台市宮城野区榴ヶ岡5番地 みやぎNPOプラザ
Tel: 070-5548-2186
設立の目的

「遺族のためのわかちあいの会を通じた遺族の心のケア」「グリーフケアについて情報提供」「自死防止対策に関する事業」等の実践、啓発、普及を行うこと

通常の活動
  • 「わかちあいの会」の開催(仙台・石巻・気仙沼・岩沼)
  • 大切な人を亡くした方のための電話相談、HPでの情報提供
  • 「医療者対象の自死防止対策に関する研修会」開催