特定非営利活動法人 チェルノブイリ救援・中部

特定非営利活動法人 チェルノブイリ救援・中部

1986年旧ソ連ウクライナ共和国で発生したチェルノブイリ原発事故における被災者救援を目的とし、1990年に設立。

実施事業

カテゴリー
くらし
事業名
南相馬市における農地再生「菜の花プロジェクト」と「放射能測定センター・南相馬」の基盤整備
期間
2014年4月〜2015年3月
助成額(万円)
502
主な支援対象

福島県南相馬市の住民

主な活動地域
福島県南相馬市

活動実施の目的・背景

東日本大震災福島第一原発事故による広範囲の放射能汚染に対し、チェルノブイリでの活動経験を活かし、南相馬市に拠点を設け、住民の被ばく低減により健康被害の最小化を目指す。
また、放射能汚染および風評被害により大きな損害を被っている地域農業を再生する為、チェルノブイリで成功した「菜の花プロジェクト」を南相馬市で実施し、放射能汚染の無い菜種油や大豆の生産、付随するバイオガス生産により持続可能な社会の構築を目指す。

事業内容

原発被害の最小化のために南相馬市に「放射能測定センター・南相馬」を設置し、食品・生産物・水・土壌等の測定を行い、また南相馬市内全域の空間線量率を500mメッシュに区切り測定し、マップ化して汚染状況を確認できるようにしている。

1.南相馬市における「菜の花プロジェクト」の展開

チェルノブイリ原発被害を受けたウクライナで既に実証されている土壌改善・農業再生「菜の花プロジェクト」の成果に学び、フクシマの地でも「菜の花プロジェクト」を開始する。
汎用コンバインを購入し、2013年度に播種したナタネを収穫し、放射能測定後ナタネ油に加工し、販売を開始する。また、ナタネ収穫後の畑に大豆を作付けし収穫、大豆油に加工し、販売を開始する。さらに、ナタネのバイオマスを利用してバイオガスを生産していくために、その設置場所を選定し、装置の設計を行う。

2.「 放射能測定センター・南相馬」の基盤整備

測定員は、スタッフ1名が南相馬に常駐し、加えて研修を受けた現地住民ボランテイア11名があたり、測定センターを維持管理している。「菜の花プロジェクト」が本格化すれば、栽培地の土壌や収穫したナタネ、菜種油の分析など、今後もこの活動はますます重要になる。

カテゴリー
いのち
事業名
南相馬市における「菜の花プロジェクト」の定着と地域の活性化
期間
2015年4月〜2016年3月
助成額(万円)
600
主な支援対象

福島県南相馬市の住民

主な活動地域
福島県南相馬市

活動実施の目的・背景

当団体はチェルノブイリ原発事故の被災地救援を目的に設立された組織で、被災者の医療支援や精神的な支援に約4半世紀取り組み、近年は原発被害のウクライナで農業再生「菜の花プロジェクト」を実施して土壌浄化の成果を挙げている。東日本大震災の被災地支援では「放射能測定センター・南相馬」を立ち上げるとともに、ウクライナでの経験を生かした「菜の花プロジェクト」に力を入れて農業再生に取り組んでいる。

助成1年目は「菜の花プロジェクト」の本格展開のために汎用コンバインを購入して効率的に収穫して食用ナタネ油を生産した。地元高校生の協力を得て「油菜ちゃん」という商品名で販売されている。秋の播種では栽培面積は前年度からほぼ倍増し27haとなっている。今回の継続助成ではナタネ種子の乾燥装置と自動播種機の導入により、プロジェクトをさらに大規模化して農地再生に弾みをつけようとしている。

事業内容

1. ナタネ種子の乾燥施設設置

梅雨期に収穫する大量のナタネ種子の品質劣化を防ぎ、8月の搾油までを乾燥した状態で適切に保管することが必要である。そのために粗選機とナタネ種子乾燥機を新たに購入して、南相馬市に「ナタネ種子乾燥施設」を設置し、高品質のナタネ油づくりを効率的に行う。

2. 自動播種機の導入

ナタネの播種適期は限られた期間であり、また栽培面積が年々大幅に拡大しており、大規模な播種を速やかにかつ効率的行うことが求められる。自動播種機を購入して作業効率の向上を図る。

3. 搾油工場建設など

「菜の花プロジェクト」では、ナタネ栽培から搾油やバイオマスまで全てを南相馬市にて行なうことを計画中で、6次化も視野に入れている。搾油工場建設用地と油粕を活用するバイオガス装置設置場所について検討する。

団体概要

団体名
特定非営利活動法人 チェルノブイリ救援・中部
代表者
原富男
所在地
愛知県名古屋市
設立の目的

1986年旧ソ連ウクライナ共和国で発生したチェルノブイリ原発事故における被災者救援を目的とし、1990年に設立。

通常の活動

被災地の医療支援や住民の精神的支援(クリスマスカードの送付)を長年続けており、近年はジトーミル州ナロジチ地区における汚染食物による内部被ばく改善のため、植物による土壌浄化を目指した「ナロジチ再生・菜の花プロジェクト」を実施し、汚染土壌の浄化に具体的な成果をあげている。 東日本大震災に伴う福島第一原発事故においては、チェルノブイリでの経験を活かした被災者救援を目指し、南相馬市に拠点「放射能測定センター・南相馬」を設置し、食品等の放射性セシウム汚染の検査や、南相馬市内の空間線量を定点観測している。