活動報告:組織基盤強化事業

2018年度 NPO経営ゼミ3県合同報告会

日時
2019年4月3日(水)
場所
福島市市民活動サポートセンター
参加者
2018年度ゼミ生、2019年度ゼミ生、ゼミ卒業生など37名

「NPO経営者ゼミ」は、被災された3県において、NPOが民間の力を最大限に発揮して、被災地の復興活動やその後の地域活動を行うために、それらの組織を牽引するリーダー組織となってもらうことを目的に1年間のプログラムとして、2016年度から岩手県と宮城県で始まり、2017年度から福島県でも開始しており、2018年度はいわて・みやぎが3期生、ふくしま2期生の計15人のゼミ生が1年間学びました。

3県合同報告会前に「2019年度NPO経営者ゼミ生 3県合同オリエンテーション」を行いました。日本NPOセンター常務理事の田尻が「NPO経営とは何か」を話しつつ、何故1年間通じてNPO経営者がゼミ方式で学ぶのか、何を学びとってほしいのかなどをレクチャーしました。

その後、3県合同報告会を開催し、各県ゼミ生が1年間で何を学んだかを発表しました。また、報告発表後には一人ひとりに「修了証」が手渡されました。

いわてゼミ(3期生)

TV番組「笑点」風にどうして経営ゼミに参加したのか、1年間で何を学んだかなどの楽しいやり取りを通して発表がありました。また1年間の成果として、人生サイクルにあわせたSDGs(持続可能な開発目標)17のテーマとゼミ生所属団体の活動がどのようにマッチしているのかを作成したシートの「SDGsシート(社会の誰もが元気になれるシート)」の発表がありました。

みやぎゼミ(3期生)

諸事情で出席できなかったゼミ生のビデオ報告から始まり、一人ひとりがゼミで学んだことについてパワーポイントを用いて発表しました。経営者は孤独といわれるなか、ゼミ生という仲間が出来て、NPO経営においても支援者を含め仲間をどう増やしていくのか重要であること、リーダーとは何かを学んだなどの話がありました。

ふくしまゼミ(2期生)

最初のころは自分たちの課題に気づくことが出来ず、悶々しつつ学び続けましたが、徐々に課題を見出していき、ゼミ生共通の課題は「周囲を巻き込むチカラ」が明確になってからは主体性もあがり、自分たちで積極的に学びを深めていったと発表がありました。

講評

武田薬品工業株式会社 CCPA CSR企業市民活動・寄付担当部長 吹田博史様

ゼミ開始時は不安だったし、苦労があったと思いますが、最後に笑顔で楽しそうに報告してくださったことうれしく思います。今回の報告は私も勉強になり、各県から違うキーワードがでていたと思います。

いわてゼミは「つながる」、みやぎゼミは「ひろげる」、ふくしまゼミは「まきこむ」というキーワードがあったと思います。また、皆さんの悩みに共通点が多いとも感じました。

この1年間で学んだことや、今日の報告を聞いて心に残ったことを大事にして、各団体のボランティアさんや活動に関わる人たちに伝えてください。今後も3県での成果をつなげて、広げていってほしいと思います。

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