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助成事業

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PCAT 宮城県・福島県支援プロジェクト

事業概要

主な支援対象
  1. 気仙沼市立本吉病院医療支援活動
  2. 福島県南相馬市立総合病院医療支援活動
  3. 石巻市、気仙沼市、東松島市、南相馬市仮設住宅における健康支援活動
  4. 石巻市、東松島市、南相馬市子育て支援活動
主な活動地域

宮城県気仙沼市、石巻市、東松島市、福島県南相馬市

活動実施の目的・背景
  1. 気仙沼市本吉地区唯一の医療機関本吉病院が被災し、建物は崩壊、医師も退職したため仮設診療所で常勤医1名が対応。夜間診療や在宅診療に対応することが困難なため、常勤医師を派遣する。
  2. トリプル災害に遭った南相馬市は、医療者の大量流出、高齢化比率の短期での大幅な増大という未曽有の医療的危機にある。医療者を継続的に派遣し、現地職員の過剰な業務負担を軽減すべく、現在、同地区の中核病院の南相馬市立総合病院へ広島大学リハビリ学(浦辺教授)教室チームと連携して理学療法士(PT)・作業療法士(OT)を派遣しており、今後も継続の必要がある。
  3. 仮設住宅では,慣れない生活や孤独感から心身を壊す人たちが少なくない。仮設住宅の被災者の健康を守るための,健康相談事業や心のケアなどが必要とされており、現在石巻市、気仙沼市、東松島市などで医師、臨床心理士、看護師、助産師などにより健康相談(健康カフェ事業)や心の相談(Ψプロジェクト)を継続する。
  4. 被災地における妊産婦、乳幼児、子育て支援中の母親などの不安はまだまだ大きく,毎晩泣いたり夢でうなされたりする子どもも少なくない。現在、石巻市、東松島市の保健センター、子育て支援センター、地域の子育てサークルへの支援を行うと共に,新生児訪問なども手伝っており、母子共への支援が現状を改善するために継続が必須である。
事業内容
1. 家庭医専門課程後期研修医/家庭医専門医/その他専門医の派遣

2011年10月より開始した「被災地での医療活動を単位として認定する」家庭医専門医後期研修過程の新しい制度にて、最低1カ月以上の医師の継続した派遣を行い、気仙沼市立本吉病院、南相馬市立総合病院の診療・医療活動を支援する。これまで被災地域中核病院に5名の後期研修医が派遣されており、被災地域の医療・保健の復興に貢献している。既に家庭医専門医としてはたらくベテラン医師や、他専門も標榜する当学会会員の定期派遣も必要と希望に応じて考慮し、南相馬市立総合病院が最終的に自立できるよう橋渡ししていくことも目的とする。

2. 福島県南相馬市立総合病院医療支援活動

プライマリ・ケアの実践は医師のみでは達成する事は不可能であり、多職種による介入が必要不可欠である。Total Population Health Management(集団保健管理)の専門集団である広島大学保健学研究科チームと連動し、高度専門訪問看護師、PT/OTの派遣により南相馬市立総合病院および同病院の医療圏に対し、医療・保健の復興に貢献していく。現在同チームの理学療法並びに作業療法専攻部の浦辺幸夫教授の研究チームと協働し、院内で最も人員不足に苦しむリハビリテーション科へ理学療法士・作業療法士を派遣、10月初旬から現在まで10名を派遣している。今後病院内での同事業の継続以外に、地域レベルへの規模の拡大を検討している。

3. 石巻市、気仙沼市、東松島市、南相馬市仮設住宅における健康支援活動

避難所から仮設に移ってきた被災者は、住み慣れた地を離れ、支えあう地域の組織もなく、孤独感に苛まれる人は少なくない。また、仮設住宅の住環境は良いとは言えず、生活習慣病やうつ病などの精神疾患、自殺などが増加することがわかっており、その予防のため、健康相談会を石巻市、気仙沼市、東松島市などで定期的に開催している。今後は、医師、栄養士、保健師、助産師、臨床心理士等による健康相談会(健康カフェ)を仮設住宅において定期開催していくと共に、心のケアが必要な被災者へ精神科医と臨床心理士による戸別訪問を行っていく。

4. 石巻市、東松島市、南相馬市子育て支援活動

妊産婦支援活動として、産婦人科復興支援、新生児訪問事業、きずなメール配信、子育てサークル支援など様々な事業を行ってきたが、今後は、現在妊産婦に限られている情報発信媒体きずなメールを子育て世代まで広げ、子育て情報と地域医療情報を提供。石巻市、東松島市,南相馬市と共同で、小児科医、助産師、保健師などによる子育て相談会、健康教室、新生児訪問等を行う。

実施団体

団体名 一般社団法人 日本プライマリ・ケア連合学会
東日本大震災支援プロジェクトPCAT
代表者 林 健太郎
所在地 東京都千代田区
ウェブサイト http://www.pcat.or.jp/
設立目的 国民のあらゆる健康上の問題に対し、総合的・継続的に対応する地域の保健医療福祉機能である「プライマリ・ケア(PC)」の学術団体として、医師・看護師・薬剤師など多職種が所属する当会は、日本プライマリ・ケア学会、日本家庭医療学会、日本総合診療医学会の3学会が合併し設立。
通常の活動内容 学会員向けの学術大会やセミナーの開催、家庭医専門医制度やプライマリ・ケア認定薬剤師制度の運営、他の専門職団体(日本歯科医師会、日本薬剤師会、日本栄養士会、東京都医師会、国立精神・神経医療研究センターなど)と連携し、自殺予防、禁煙教育などの予防活動、在宅医療、地域リハビリテーション、グループ診療等のPC関連医療、地域ケアシステム、介護保険、障害者支援などの福祉活動等を広く行う。